建築士になるまでに

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「けんちく」のプロを目指して

二級建築士と木造建築士の違い

皆さん、こんにちは。mitsukiです。

 

私が建築士という資格を取得できるのはまだ数年先の話ですが、ぼちぼち資格について考えるようになりました。

 

数年といっても折返し地点は過ぎたし、ここまでは仕事に忙殺されてホントあっという間でしたから。 

この「数年先」もあっという間なのでしょう。

 

何より、受験資格があるのにいつまでも無資格者ではお客さんに顔向けできないですからね。

今のうちから準備を始めたいと思います。

 

さて、そうは言っても建築士の資格について長らく思っていることがあります

 

それは

 

二級建築士って名称、本当に嫌だな…

 

ということ。

 

そして同時に、

 

なんなら木造建築士で一生貫き通すのもありかな…

 

こんな悪魔の囁きが聞こえてきたのです。

今回はそんな私のような迷える仔羊のため、徹底比較しました。

 

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業務範囲の違い

 

まずは業務内容を比べます。

具体的には資格取得後にどんな建物を設計し、申請できるか?という点です。

 

下記の図をご覧ください。

 

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(出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター)

 

非常にわかりやすい表なので改めて説明する必要もありませんが、建物の規模・階数が上がるにつれて一級の資格が必要になります。赤の部分ですね。

同様に、二級は黄色、木造は水色と色分けされています。

 

これを見て色々思うところはありますよね。

私の場合はこんな感じでした。

 

・意外と無資格者の設計範囲が広い!

・二級もなかなかやりおる。

 

しかし、一番気になったのは…

 

・木造建築士は素人に毛が生えた程度!?

 

実際にはそんなこと全くないのですが。

試験に合格した時点で知識作図能力も担保されています。

 

しかし木造の狭小住宅(とても狭い家)であれば、一般の方でも十分も設計可能だということがわかります。

(あくまで理論上は。確認申請が通るかはその人の腕次第です。)

 

片や二級の場合、木造についても木造建築士より大規模な建物が設計できる他、鉄骨・RCというおまけも付いてきます。

 

両者の業務内容という観点で見れば、 二級 > 木造 と言えるでしょう。

 

受験資格の違い

 

次に受験資格について調べてみました。

下記の図をご覧ください。

 

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(出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター)

 

見るのはコレ1枚で十分です。

なぜなら、二級も木造もどちらも受験資格が条件が同じだからです!

 

ざっくり言えば所定の学校を卒業するか、私のように地道に働くかのどちらかしか選択肢はありません。

 

が、繰り返すように両者に違いはないので、この点で悩む必要がないのはありがたいです。

 

受験資格では 二級 = 木造 です。

 

試験科目の違い

 

比較の最後は試験科目の違いについて。

 

木造ではもっぱら木造だけ。

二級では鉄骨・RCもあるし、さぞ違うんだろうな~

と思ってましたが、

 

そんなことはありませんでした 

 

過去問題を見ましたが、試験内容に大きな違いはありません。

木造建築士の問題だからといっても、法規も出ますし、構造も、計画も、施工も、要は全部出ます

 

違いは試験内容に鉄骨・RCが含まれないだけですが、それ自体は二級の試験でも大した分量ではありません

二級と同様、まんべんなく勉強しなければならない点は変わらないです。 

 

難易度的に木造が大きく有利というわけではないのですね。

 

試験科目は 二級 ≒ 木造 です!

 

所感

 

以上で比較は終了です。

それではまとめに入りましょう。

 

今回の調査のきっかけは前述の通り、資格取得後の自分をイメージしたからです。

少し長いですが聞いてください。

 

私は自身の年齢と経歴を考慮すると、大規模建築に携われる機会はもう一生の内に訪れないと思っています。

それはつまり、言ってしまえば一級建築士を取る必要がないんです。

寂しい話ですけどね。

 

その上で今後、「二級建築士」と名乗るか「木造建築士」と名乗るか。

この両者を選べる状況にあります。

 

この両者の違いは、業界で働いている方ならもちろん理解しているでしょう。 

しかし一般の人はどうなのでしょう?

 

かつての私がそうであったように、二級建築士と聞いて「カッコいい!この人に任せたい!」 と思う人はまずいません

三級より二級。二級より一級と考える人が普通だと思います。

 

 

特に建築士なんて客商売が主ですから、イメージはやはり大事です。

 

知り合って名刺交換したあとに、「あ、この人は二級止まりなんだな。」

そう思われるのがオチです。

 

その土俵にわざわざ立つ必要がないと考えてました。

この記事を書くまでは

 

しかしここまでご覧になった皆様にもわかるように、二級を取れる人間があえて木造を取るメリットは限りなく少ないです。

個人的には、再三取り上げている名称が与えるイメージくらいしかメリットがない気さえします。

 

私自身がここまで理解しているのに、この先あえて木造建築士に進んだらもう自分に嘘を付いていると同義です。

なのでもうこの問題については悩まないことにしました。

 

 

まずは二級建築士を目指します。

 

 

私は先ほど一級を取る必要がないと書きましたが、それも現時点での考え

わざわざ自分から可能性を閉ざす必要はないと気付きました。

 

万が一にも、考えが変わるかもしれない。

万が一にも、設計した建物がウケまくって匠になれるかもしれない。

 

そんな淡い期待を抱きながら二級建築士としての余生を過ごすことにします。笑

 

 

おわりに

 

いつもご覧になっていだたきありがとうございます。 

 

か弱い自分との決別を図る決意の記事になってしまいました。笑

 

それにしても「二級」という文言は本当にいやらしいですね。

業務範囲そのままに、「大規模建築士」とか「小規模建築士」にすればいいと思うのは私だけでしょうか。 

 

私には建築士会が


「二級なんて名前ダサいだろ?」
「そんな名前とお別れするためにも勉強に励みな。」

 

こういっているように思えてなりません。

まんまとその策略に乗せられてしまったんですけどね…

 

しかしここで決めた以上あとは前を向くだけです。

二級を目指す皆様方、共にがんばりましょう!

 

それでは。