皆さん、こんばんは。
以前お話ししたように職業訓練が開始する来月までの間、設計事務所のお世話になっております。
知り合いの紹介でオープンデスク生として採用していただいたのですが、実際に設計の現場にいることで知り得ることも多いです。
前々から設計の仕事について色々と調べてきましたが、やはり百聞は一見に如かずだということを実感する毎日です。
お話しするにあたり、職場にどんな人々がいるか簡単にご紹介させていただきます。
まずこちらの設計事務所は夫婦 + 旦那さん母の3人で経営されております。
旦那さん・奥さんのどちらも一級建築士の資格を持っており、母上が経理担当という形態です。
以前、設計事務所は大きく分けて2つに分類されるとお話ししましたが、ここはアトリエ系に分類されるかと思います。
(というより、世間の設計事務所のほとんどがアトリエ系です。)
詳しくは過去記事を↓
抱えている案件は主に住宅系ですが、稀に店舗設計の案件などにも携わっているとのこと。
設計事務所は主に2種類の業務がありますが、こちらでは設計業務のみ行っております。
(もうひとつの監理についてはまた後日ご説明します。)
数日働いてみて一番の感想ですが…
とにかく打ち合わせが多い!
色んな業者さんが事務所に出入りし、仕様や不明点を話し合っています。
家ひとつ作るのにこれだけ多くの人間が携わっていることを改めて実感させられました。
と同時に設計士は幅広い知識が必要とされることが判明。
私が見た業者さんでも、現場に行けば大工さん、事務所では現場監督や設備屋さん・建具屋さんなどなど、本当に多くの人とお話しをされていました。
これらの方と対等に話すだけの知識はもちろん、即座にいい関係が築けるようなコミュニケーション能力も大いに求められます。
ひと一人では出来る仕事の量などたかがしれています。
ましてや家を作るなどとても1人で出来ることではありません。
様々な方の協力があって初めて、ひとつの建築物が完成します。
人の話しを深く聞き、自分の意見を伝え、人を動かせる能力が何より大事なのだと、この歳になりようやく気付くことができました。
やらなければならないことは山積みです。
それでは。