皆さん、こんにちは。mitsukiです。
以前、人生の地図が云々~なる記事を書きました。
自分のことながら青臭いことを書いてしまったなぁと猛省しているのですが、自戒の念も込めてそのままにしておきます。
↓↓詳しくはご覧ください↓↓
そんなこんなで、それからぼんやりと自分の地図について考えていたのですが、ようやく形になってきたのでまたここで宣言します。
建築士は目的ではなく手段だった
ぶっちゃけ、建物物それ自身にそれほど興味がないことに気付きました。(!)
例えば
・ここのアールな曲線がイイよね~、とか
・ここの吹き抜け空間の広がりがイイよね~、とか
・一見狭いように思えるこの空間が実は心地良いよね~、とか
正直なところ、全然ピンと来ませんでした。
人によって価値観をはじめ感覚というものは全く異なります。
100人いれば100通りの建築の感じ方があります。
それを設計者およびその建物の崇拝者が必死に解説することは何か違うんじゃないかと、最近になって思うようになったのです。
このブログのタイトル通り、建築士になる!と声高に言っているのですが、それはあくまで手段のひとつだと気付いたのです。
建築士になる目的
私が建築士になろうと思った動機の根源にあったもの。
それは...
地域活性化!
(+私服で働く、家近で働く)
自分が育ててもらった地元への恩返しという面ももちろんありますが、それ以上に住んでてこんなに気持ちの良い地域を他に知りません。上京したその日から感じていました。
おそらく皆さんも自分の地元に少なからず誇りを持っていると思います。
要は、日本は東京だけじゃないよってことを伝えたいのです。
私の住んでいる地域では若者をはじめ都市部への人口流出が止まりません。
もう、これでもかってぐらい流れ続けています。
なにが原因なのかってのをずっと考え続けていました。
都市部みたいにおしゃれじゃないのがいけないのか?
遊ぶ場所が少ないのがいけないのか?
出した結論としては、
「都市部と同じ土俵で勝負してはいけない」ということでした。
地域の特性とはなにか
私は別に地元にあるものが何でも良いなんて思っておりません。
特産品なんて観光産業のまわし者みたいなものですしね。
ただ現状の東京一極集中問題を見ていると、とても悲しい気持ちになります。
そんなに東京が良いのかと。
そんなにシティボーイになりたいのかと!
日本人総出で押しくらまんじゅう(in 東京)しているようなもんです。
そういった流行の最先端が好きな人は良いと思います。
でもみんながみんなそういうワケではないですよね。
私も一時期東京に住んでいましたが、あの人口密度に吐き気を覚える人が少なからずいると思うのです。
ただそういった人達を東京から人を引っぱってくるためには、やはり同じ土俵で相撲をとってはいけないと思います。人的・カネ的リソースが違いすぎます。
だから近年の駅前開発という名目の東京モノマネは、本当に地域の特性を殺し続けていると思います。
誰だって二番煎じはイヤに決まっていますよね。
では地域はなにで勝負するか。
それは、やはり人のつながりを見直すしかないと思うのです。
住みやすさです。地域のぬくもりです。
都市部にできないことで勝負するのです。
建築士としてできること
いま地方ではエセ東京化が進んでいます。
近所の交流も薄れてきました。
そういった地方だからこそ、もう一度人々のつながりを見直す時期に来ていると思います。
人のつながりを強めるにはそういった目的を含んだ空間、つまり建築物が必要になってきます。
建築をハードの面だとして、ソフトの方でいくら画期的な提案をしたとしても限界があります。(一過性のイベント的なもの)
なので、人が自然と集まれるような空間が理想です。
それこそ井戸端会議みたいなものはもってこいですね。
にぎやかなところに人は集まりますし、人が集まれば後は地域活性でも地域防犯でもなんでもできると思うのです。
それだけ建築には可能性を感じます。
むしろそういった視点がこれからのまちづくりには必要になってくると思います。
イメージはまだぼんやりとしていますが、鍵は「地域とスポーツ」だと考えています。
この辺はまた掘り下げていきたいですね。
そのような地域に貢献出来る建築士をこれから目指していきたいと思います。
最後はまとまりがなくなってきてしまいましたが…
ご覧になっていただきありがとうございます。
それでは。