皆さん、こんばんは。mitsukiです。
ブログのタイトルと同じですが...
建築士になるなんて大層なことを掲げていますが、たまには現実を見ることにしました。
まずは私自身を具体例にあげ、建築学科も出ていない&業界も全くの未経験の人間がこれからどうやって建築士の資格を得ることができるのか?ということについて簡単にまとめました。
建築士試験の受験資格
まずは以下の写真をご覧ください。
非常にわかりやすくまとめていただいている表です。
このブログでも再三申し上げているように、私は建築関係の学科を出ていなければ、大学卒業後に設計関係の職種に就いていたわけでもありませんでした。
そんな人間が建築士試験も挑むためには、なんと実務経験が7年も必要になります。
7年!
かなり途方もない年月だと思いませんか?
小学六年生は大学1年生になっていますね。
今から7年前の2009年の印象的なニュースを拾ってくると、
■“キング・オブ・ポップ”マイケル・ジャクソンが死去
■酒井法子が覚せい剤取締法違反の罪で起訴
■草剪剛 泥酔して公園で全裸
などなど。
遥か昔の記事のように思えます。
私はこの期間と同じだけ仕事をしてようやく受験資格が得られるのですね〜。
さらにひとつ大事なことを付け加えると、これでようやく二級建築士の受験資格です!
一級の資格は、そこからさらに4年の実務経験が必要になります。
ちなみに、一級と二級の資格の違いを簡単に説明すると、
「住宅以上の大きい建物が申請できるかどうか」
です。
ここで「ん?」と違和感を感じた方は、とても勘が鋭いと思います。
(その疑問は下で説明します。大事な部分なので赤字にしておきました。)
大きいマンションや商業施設になると、二級ではなく一級の資格が必要になります。
要は規模の問題ですね。
ここまでの話をまとめると、最短でも11年。本当に途方もない年月です。
改めて現実を知ると、かなり無謀なことをしていると実感します。
ですが!
少しここで考えてみたいと思います。
「そもそも建築士の資格ってどうして必要なの?」
資格の必要性
皆さんは資格と聞いてどんなイメージを思い浮かべますか?
①業務をする上で必須なもの
②ステータス
出てくるものはこのあたりだと思います。
大抵の資格はそうですよね。
しかし、建築士の資格はその限りではありません。
②の意味合いが強いです。
なぜか。
それは、会社として1人でも建築士の資格を持っている人間がいれば、その会社は建築工事の申請が出せるからです。
先ほど一級と二級の違いを、「〜申請できるかどうか」と説明した理由はここにあります。
要は、設計という頭で考える作業に誰の許可を取る必要もありません。
「資格がないから設計してはならない」などというおかしな話はないのです。
考えるだけなら誰でもOK。
しかしいくら素晴らしい設計が出来ようとも、実際に作ろうと自治体に申請するときに資格という紋所が必要になります。
(このとき行う自治体との申請の折衝を確認申請と呼びます。)
その作業を行うために建築士の資格が必要になります。
しかし建築士の資格保有者が所属する事務所であれば、資格を持っていない者でも代理として申請することが可能になります。
ということで、少しだけ希望が出てきましたね。
働き始めの数年は資格の有無について拘るのではなく、それこそ基礎からガッチリと勉強していこうと思います。
そうして7年の年月を経て、建築業界の酸いも甘いも経験してから腰を据えて資格に取り組めば良さそうです。
訓練校を卒業後の進路はまだ決まっていませんが、資格がなくても建築を勉強させてもらえる体力のある事務所にうまく滑り込みたいですね。笑
とにかくまずは目の前の学校をきちんと卒業しましょう!
ご覧になっていただきありがとうございます。♪
それでは!