皆さん、こんにちは。mitsukiです。
突然ですが、反省しております。
最近は概念や思想的な記事ばかりを書いてました。
建築はこうあるべき!
世界はかくあるべし!
こんな内容ばかりでした。
地に足がついていなかったですね。
これに比例して技術的な記事が少なってしまっていたので、しばらくはそっち方面を書き連ねていこうかと考えてます。
いま取り上げてみたいな~と考えている記事は
・断熱のこと
・建材のこと
・和洋のこと
このあたりですかね。
「なるべく身近なものをわかりやすく」をモットーに書いていきます。
さて、良い機会だったのでこのブログの存在意義についても考えてみました。
今日は小休止ということで少しお付き合いください。
このブログの役目
このブログを立ち上げてからそろそろ1年になります。
我ながら備忘録にしては長く続いているな~と感じてました。
でもそれだけ?
備忘録は所詮自分のためのもの。
それだけが理由なら別に公開する必要もないし…
続けられている理由は他にもあるんでねぇか?
そんなことをここ最近感じるようになりました。
このモヤモヤっとした得体のしれない動機。
ずっと胸に引っかかっていましたが、やっとわかりました。
このブログでやりたかったこと。
それは
一般の方々に建築をもっと知ってもらうこと!
です。
プロとアマチュアの溝
思い起こせば所々でそんなことを書いてましたね。
初心者の方にも優しく~とか、入門書になれば~とか。
なんでそんな風に思っていたかというと、私がこの業界に飛び込んでから「建築の世界はプロ・アマが二極化している」という想いがずっと胸の奥にあったからだと思います。
この業界、とにかく初心者に優しくない世界です。
お金を出してくれるのは他でもない初心者であるお施主さんなのに。
まあ建築学科が理系寄りっていうのもあるんでしょうが、やたらと建築をやってきた人間、そうでない人間を線引きしています。
さて、そんな業界に丸裸で飛び込んだ私ですが、
「専門用語多すぎィ!誰か助けて!」
これが最初の感想です。
「アレ…?でも実際そんなに難しくない…?」
これがその次の感想です。
専門用語が飛び交う職場ですが、実際にやっていることはそんなに難しくない。
ここで非常に失礼なことを言います。
(先に謝罪しておきます。)
現場には大工さんをはじめ数多くの職人さんがいます。
その中には学歴的にあまり評価されていない方々も働いているのが現状です。
しかしそういった方々も問題なく現場で作業をしていますよね。
もちろん技術の習熟度に違いはあれど、裏を返せば大抵の人が理解できる内容の仕事しか現場には存在していません。
つまりやっている内容だけなら誰でも理解できるんです。
図面も一定のルールだけ覚えればすぐ読めるようになります。
工事で何をやってるかもすぐわかります。
変に線引きする必要なんか全く無くて、ただ少しの事前知識があるかないかの違いしかありません。
科学などの分野に比べたらよっぽど優しいです。
(さすがに暴論かな?)
建築?けんちく?
そもそも「建築」っていう名前が仰々しい。
画数多すぎます。
一般の人を寄せ付けない印象があるので、この際「けんちく」で良いです。
(さいたま市みたい。解決してないか笑)
まず「けんちく」なんて本来誰でも作れるもの。
砂場の土集めてトンネル開けたら土壁の立派な「けんちく」です。
子供でもそのへんの公園で作れちゃいます。
それぐらい本来は親しみのあるものなのに、日本の「建築」は初心者を受け付けません。
なんだか高尚で近寄りがたい空気を自ら生み出している。
「建築家」なんていう言葉がその最たる例ですね。
土壌を作る
さて長々と失礼しました。
要はなにが言いたかったというと、
建築のプロとアマチュアをつなぐこと
それがこのブログが当面の目標になります。
なんでそんな目標にしたかと言えば、その先の展開として
・町の建築物、都市の景観に対して多くの人の関心を集めること。
・様々な人の目という光を当てること。
そんな土壌を作っていきたいからです。
ちっぽけな私には何が正解かなんてわかりませんけど、今の日本の建築は一部の人間だけが盛り上がって、残りの大多数が置いてきぼりをくらってる状態だと思います。
新国立競技場再建の問題はその典型ですね。
とうに忘れ去られた感がありますが、結局評価基準は不透明なままでした。
そもそもあんな大きな建築物なのにコンペの参加者が2人ってどうなの?って思いますし。
そんな現状はやはり望ましいとは思えないので、市民みんなが環境に対して興味を持って、議論して、真の意味で日本的な建物や景観を後世に残していきたいですね。
日本の文化遺産が太古の木造建築物しかないなんて思われるのもあまりに癪じゃないですか。笑
おわりに
いつもご覧になっていだたきありがとうございます。
そういうわけで私は「けんちくのプロ」を目指します。
道のりは長いですが、1つずつでも読んでて楽しい記事を作って、建築の裾野を広げていきたいですね。
それでは。