皆さん、こんにちは。mitsukiです。
仕事を始めてから、施工現場に来ることが多くなりました。
机の上だけで建物は作れませんので、実際の現場を見ることはとても勉強になりますね。
そんな中、気に出来事があったので書き留めることにしました。
建築資材のひとつであるグラスウールについてです。
グラスウールって?
詳細な説明はまた別の機会にしますが、簡単に言ってしまえば「住宅によく使われる断熱材の一種」です。
そのグラスウール。英語で書くと
glass wool = ガラスウォール。
直訳すると「ガラスの綿」です。
つまりガラス繊維で出来た綿のことを指します。
(なぜ「ガラスウォール」→「グラスウール」という名称になったかは謎。笑)
さて、ここまでで何を言ってるかサッパリな人のために画像を用意しました。
実際のグラスウールはこちらです。
スポンジじゃん!という突っ込みが聞こえてきそうですね。
次に、包装された姿はこんな感じです。
これはこれで何だかおいしそうですが、れっきとした断熱材です。
この袋の中に、先ほど説明したガラス繊維の綿がぎゅうぎゅうに詰め込まれているんです!
実際の施工はこんな感じ。
柱と柱の間に袋を詰めていくんですね。
なかなか壮観です。
もちろん全ての壁に入れる必要はありません。
外気と接する壁、つまり外壁だけに敷き詰めていけばOKです。
気になったこと
前置きが長くなりましたが、気になったことについて述べます。
何かというと、お手伝いでこのグラスウールを運んだんですよ。
それも袋が破れて繊維がむき出しになっているヤツを。
その場はすんなり終わったのですが、家に帰って何か気になるんです。
何か...
そう...
右腕が...
チクチクする!!!
痛いと言うにはあまりにおこがましいですが、イタ痒いんですね。
気になったので速攻調べてみました。
調査結果
グラスウールはガラス繊維の集まりです。
そしてその繊維1本1本は非常に細いんです。
どれぐらい細いかというと、直径4~8ミクロンぐらい。
よくわかりませんが細そうですね~。
この細さの何が問題かと言うと、服も手袋もスルスルッと通り抜けちゃうんです。
服や手袋でガードしていようが、肌にダイレクトに刺さります。
私のイタ痒さもこれが原因だったんですね。
腕に繊維がブスブス刺さっていたようです。
原因がわかってひと安心でした。
これにてめでたしめでたし〜♪
とはしません。もう一歩踏み込みました。
テーマは「これ身体に害はないの?」です。
服も通り抜けるほどの繊維。
そんなに細いのでは肺にも吸収されちゃいそうだと考えるのは自然な流れでした。
そう、かつて大問題になったアスベストのように...
人体への影響
結論から言います。
害はありません。
なぜ言い切れるかというと、WHO(世界保健機関)が公式見解を発表しているからです。
先ほどグラスウールの太さを直径4~8ミクロンと述べましたが、同じWHOが発がん性があると認めているアスベストは直径1ミクロン以下です。
(ちなみに髪の毛は40ミクロンほど)
ここまでの細さになって初めて人体に悪影響が出てくるのですね。
アスベストはその繊維が肺に吸収されることにより多くの健康被害をもたらしました。
逆にグラスウール程度の太さでは肺に到達する前に気管支によって除去されます。
いやそれでも細いことには細いんでしょ?
実際危ないんじゃない?
という方のためにとっておきの情報を。
WHOは、グラスウールよりもコーヒーの方が発がん性があると発表しています!
(ちなみにグラスウールの発がん性は紅茶と同列です。笑)
それぐらい安全だと断言していい建材です。
なので未だ勘ぐっている方、ご自宅にグラスウールをお使いになられている方もぜひ安心してください。
何より私自身がとても安心しておりますので。笑
おわりに
WHO,WHO,WHO...
お前はWHOの何なんだと言いたくなりますね。
しかしまだまだ素人のわたくし。
今はまだ権威にすがらせてください。|||Orz
後々には施工されている現場の方の声も紹介してきたいですね。
「WHOの奴、絶対ウソついてるぜ。」とかあるかも。汗
今回はこの辺で。
いつもご覧になっていだたきありがとうございます。
それでは。