皆さん、こんにちは。mitsukiです。
かなり日が空いてしまい、もう頭が上がりません。|||Orz
今回は書くのに時間がかかりすぎました。
サラッと書き終わるコラム的な記事も増やしていった方が良さそうですね。
さて、今回は建築の原点に立ち返ってあることをご説明していきたいと思います。
というより、1年以上ブログを続けておきながらほとんど触れてこなかったこのお題。
ネタにしていなかったことが逆に不思議でした。
そのお題とは建築構造の種類です。
木造とかRC造とか。
わかっているようで意外と知られてないのではないかと思いました。
賃貸物件をお探しの方にも参考になるかと思いますので、少しばかりお付き合いください。
大まかには3つ
構造とは、人間で例えたら骨の部分に当たります。
この骨の部分(建築的には主要構造体と言います)が何で構成されているかが「~造」の違いなんですね。
主要構造体とは主に土台・柱・梁などが該当します。
クロスなどの仕上げの部分は取り替えることもできますが、
構造は一度組み上げたらもう取り替えるなんてことはできません。
もし構造体を取り替えてしまったらそれはもう別の建物なんです。
そう、ワンピースのCP9編でゴーイングメリー号を直そうとしたときのカクさんの言葉の通り…
「竜骨を変えてしまったらそれはもう同じ船とは言えんのじゃ。」
それぐらい建物にとっては大事な部分であり、文字通り骨格なんですね。
資産の面でも、構造体が無事かどうかで資産価値が大きく変わります。
そんな建物の構造ですが、パッと思い浮かぶ方はとても優秀!
普段家で過ごしているだけでは、なかなか構造まで意識することもないと思うので。
この構造ですが、大まかには3種類に分類できます。
木造・鉄骨造・RC造です。
日本にあるほとんどの建物はこのいずれかに該当します。
グルメの世界で言ったら和食・中華・洋食ぐらい。
ポケモンで例えたらゼニガメ・ヒトカゲ・フシギダネぐらい。
携帯キャリアで言ったらdocomo・SoftBank・auぐらい。
くどい!
まあそれぐらいメジャーな存在です。笑
ではそれぞれご紹介してきましょう。
1.木造
今さら説明は不要かもしれませんね。
木造建築物とは主要な構造体が木材で構成されている建物になります。
木材は主要構造体としては比較的安価であり、コスト重視で戸建住宅を建てようとしたらまず木造になるかと思います。
日本では古くから木造建築が大半を占めていたので、その技術はピカイチです!?
なぜはてなマークを付けたかというと、最近では木材を向上で加工して出荷するというプレカット工法というものがほとんどになり、実際に大工さんが現場で木材加工を行うことは少なくなったからです。
それに比例し大工さんの技術力が落ちているとかいう噂も…
これはまた別の機会にご説明します。
兎にも角にも、日本に馴染みの深い構造です。
2.鉄骨造
S造とも言います。
S造の「S」はSteel = 鉄 のSです。
木造と比較すると柱間のスパン(長さ)を大きく取れるのが特徴であり、より広々とした空間を実現することができます。
価格的には木造以上、RC造以下といった具合です。
3.RC造
最後にRC造です。
RC造とは鉄筋コンクリート造のことです。
RCの意味はReinforced-Concrete。
レインフォースと読みますが、雨に強い?とか思わないでください。笑
rainではなくreinです。
レインフォースは「補強した」という意味なので、直訳すると「補強したコンクリート」となります。
何を補強しているかというと、
コンクリートの中に鉄筋を入れ込むことで補強しています。
鉄筋とはこちら。
火曜サスペンスにでも出てきそうな凶器ですよね。↓
それをこんな感じに組み合わせて、↓
そこにまだ固まっていないコンクリートをドバドバ流し込んでいきます。↓
これで鉄筋コンクリートの構造が出来上がります。
すごい端折って説明しましたが、実際の作業はとても大掛かりです。
左官屋さんやコンクリートの型枠大工さん、コンクリートの品質検査員さんなど実に多様な職人さんの方々が連携して作業します。
RC造は鉄骨造よりもさらに高価ですが、その理由も納得できますね。
またこのへんは詳細にご説明したいと思います。
それ以外の建築構造
上記が構造のトップスリーになります。
じゃあそれ以外は?ってなりますよね。
最近は3大キャリア以外の格安スマホも台頭してきていますし、建築も当然そうあるべきでしょう。
というかこれらはあくまでも日本の法律に守られたトップスリーのお話ですから、世界を見渡せば変わった構造の建築は多々あります。
では最後に世界の一風変わった構造体をご紹介していきたいと思います。
A.土壁の家
エントリナンバー1!
土壁の家です。
日本でも昔はメジャーな存在でした。
しかし相次ぐ大地震や建築基準法の制定により、いま同じものを日本で作ろうとしたら相当ハードルが高いです。
詳しくは省きますが土壁は壁耐力が最低レベルなんです。
しかし原始的なこちらの建築、海外ではどこかの先住民の家などでもテレビで見ますよね。
規制、規制で厳しい日本ですが、土の壁に草の屋根というとてもナチュラリズム満載の建築なので、世界からなくなることはなさそうですね。
B.トレーラーハウス
エントリナンバー2!
トレーラーのコンテナを用いた家です。
コンテナの中を改装して住めるようにしちゃった猛者が住むお家。
キャンピングカーに通じるものがありますね。
うまく設計すればとてもオシャレな雰囲気と変わった(長細い)生活が楽しめますが、一歩間違えて断熱材を入れ忘れようものなら夏は火傷するほどの猛暑も楽しめます。笑
C.レンガ造りの家
エントリナンバー3!
レンガのお家です。
これはイギリスのどっかのお家ですが、やはり歴史を感じますよね。
ヨーロッパに魅力的な街並みが多いのは、レンガ造りで昔から住まわれ続けている建物が多いからなのでしょう。
日本で作るとしたらどうなのかな~。
難しいのかな~。
土壁と同じくハードルはかなり高そうですね。
また調べておきます。
D.洞窟の家
エントリナンバー4!
洞窟の家です。
これはどこかの国のホテルみたいですが、地震の心配がある日本ではさすがに難しいかな?
でも夏は涼しそうですね。
快適な生活を提供してくれるのではないでしょうか。(無責任)
E.木の上の家
エントリナンバー5!
木の上に作った家、いわゆるツリーハウスになります。
基礎もなければ土台も柱もない!
そんな風変わりなお家です。
日本では有名な建築(史)家である藤森照信という御方が力を入れているようです。
でもターザンじゃあるまいし、実際誰が住むのだろう?と思わざるを得ません。笑
Z.ダンボールハウス
番外編は段ボールで作った家です。
これは何かの展示会の記事から拾ってきたものですが、段ボールでここまでのクオリティを出せるんですね。感激!
これなら一人用の住まいも格安で提供できそうですし、ホームレスの方に無償提供すれば話題を呼びそうですね。
段ボール制作会社の方は是非ともご検討を!
おわりに
写真を用いたらなかなかのボリュームになってしまいましたね。笑
最後まで読んでいただきありがとうございました。
どの建築もなかなか特徴がありますよね。
建築と構造は表裏一体ということがお分かりいただけたかと思います。
構造が建築の大半を占めるので、その上にどんな化粧(材)を付けても建築としての表情にそこまでの大差はありません
この辺は人にも言えることですね。
お化粧でカバーできる範囲はやはり限度があります。
さてそんな構造ですが、どのような構造であっても永遠に健在ということはありえません。
ましてやメンテナンスを怠ればあっという間に朽ちてしまいます。
必然的にそこが家の寿命になりますよね。
いつかは訪れるお別れのときに、ちゃんと看取れるような関係でいたいものです。
いつもご覧になっていだたきありがとうございます。
それでは。